最近メールに添付されてくるエクセルファイルはGoogleスプレッドシートで処理しています。Gmailがメインなので開いたり保存したりがラクってことと、複雑な表計算をしているものではなく、単純な「表」がほとんどなので閲覧には充分です。
ただ困ったことがありまして、これはGoogleスプレッドシートの問題というより、Googleスプレッドシートを使ったことがあるか、ないか、表作成のときのセンスみたいなものに起因していると思います。
それがエクセルで作成したさいの「セルからはみ出した文字」の扱いです。
エクセルの場合だと、セルからはみ出した文字も見た目上隣のセルに入力されているいるように表示させることが出来ますが、Googleスプレッドシートの場合だと、はみ出した部分は表示されず、表示させる場合には
- セルの大きさを変更する
- セル内で折り返しをする
- セルの結合をする
といういずれかの方法をとることになります。
ただし、エクセルを使っているという状況の場合、そのシートに「表」があることが多いので、セルの大きさを変更してしまうと「表」全体のレイアウトが崩れて見にくくなりますし、セル内の折り返しの場合には、横幅の狭く縦長のセルが出来上がり、これもまた見にくいものになってしまいます。
結果、セルの結合をして表示させるのが、全体のレイアウトに影響が無く見やすいのですが、そういった箇所が多いと変更も面倒になってきます。
すべての「はみ出した文字」が同じ列から始まっているような場合は複数行選択で処理することができるのですが、ある文字列は”B”から、またある文字列は”C”からとなると、結構面倒です。
おそらくエクセルで作成した本人は文書作成でいうところのインデントをしていると思います。見出しは”A”で字下げして文章は”B”からといったように・・・。
もっともエクセルを使って見ないから、面倒なことになるんだというのも、もっともなんですが。
表計算ソフトにおけるセルの概念なんて大げさな言い方ですが、罫線で囲まれた「表」のなかはセルをきちんと意識あるのに、それ以外の文字列、あるいは文章では、その意識がどこかにいってしまってるんですね。
使っているソフトがなんであれ、セルの中にデータを入力し、そのセルの中できちんと表示させるということを意識した方がいいよってことなんですね。それに、「表」を作るためにセルの幅を調整したり結合したりしてできたシートの「表」以外に文章などを入力した部分はやはり印刷時に見えないといっても画面上はうつくしくないので、結合するなりして成形したほうがいいですしね。
特に現在のように、印刷での提供ではなくファイルとして他人に提供する場合には気をつけたほうがいいことかもしれません。