先日のエントリーで、「GNOME Do」でテーマを利用するには基本的にCompizを有効にして透過処理が出来る状態じゃないといけないので、Compizを有効に出来ない場合には、他の”まじない”をしてみるといいかもしれないということを書きましたが、この”まじない”は「Cairo Dock」でもご利益がありました。
「Cairo Dock」はCompizを有効にしていない状態でも使えることは使えますが、その時にはドックの背景が黒くなり見た目によろしくないので、実質使い物になりません。
そんな時に、GNOMEの標準ウィンドウマネージャ(?)である”Metacity”のコンポージング機能を有効にして、背景透過処理が出来るようにしましょうというものです。この時、透過処理の他に、ウィンドウの影も表示されるようになります。
そこで”おなじない”
gconftool-2 -s '/apps/metacity/general/compositing_manager' --type bool true
端末で入力すればOKです。
OFFにするには、
gconftool-2 -s '/apps/metacity/general/compositing_manager' --type bool false
Metacity Compositing Effects in Ubuntu 8.10 | Tombuntu
で、この”まじない”はGUIからも設定可能です。
アプリケーション→システムツール→設定エディタ(メニューに設定エディタが表示されていない場合は、システム→設定→メインメニューにある「システムツール」をから追加)。
あるいは、ALT+F2でアプリケーションの実効を開いて「gconf-editor」を入力。
設定エディタが開いたら、”/apps/metacity/general”と辿って“compositing_manager”にチェック入れる。
これで「Compiz」なしでも「Cairo Dock」も「GNOME Do + Docky」も一応使えるようになります。ただし、「Cairo Dock」では、”icon effects”などの一部のプラグインが利用できません。
大抵は「Compiz」が使えるでしょうから、こんなイレギュラーなことをする必要はないと思いますが、「Compiz」のグリグリは入らないけどドックは使いたい(そんな人いるかな?)場合には「Cairo Dock」のメモリ消費も3MB程度と少ないのでお試しください。
ちなみに「GNOME Do + Docky」よりもノーマルの「GNOME Do」の方がプラグインを活用する場合には使い勝手がいいと思います。
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